「ゆうやん」さんがツイートした「プリン師匠」
概要です。
ゆうやんさんが小学生4年生の時に、当時不登校だったT君にプリントを届けにいき、そのまま家に上がってT君とスマブラで対戦することになります。
T君はとても強く、当時最弱と言われていた「プリン」を使っていました。
一度も勝てなかったゆうやんさんは、次の日学校でT君のことをみんなに知らせます。そのうちにT君は「プリン師匠」と呼ばれるようになりました。
それからは友達と一緒にT君の家に頻繁に遊びに行くようになります。
そうして何日か経ったある日、T君が学校に来るようになった。というものです。
学年の中でT君にスマブラで勝てる子は誰もいなく、T君が卒業する頃には、有名人になっていたそうです。
僕はこのツイートを直接読んだわけではなく、ネットニュースで知りましたが、読んだ時にすごく心動かされました。
というのも、僕にもT君と同じような経験があるためです。
僕の場合は、小学校6年生の時で、不登校までは行きませんでしたが、クラスで仲間外れにされることが何度かありました。
体育の時にグループを作るときにはハズレ枠扱いでしたし、修学旅行の時も大体あまっていました。
「いじめ」とまでは行かないですが、当時はとても寂しい思いをすることが多かったです。
中学校に上がると、頻度が減り、普通の学校生活を送っていました。
中学校3年の時、ニンテンドー64でスマブラが発売されました。
ものすごく流行りました。普段ゲームをあまりしない子もやっていたくらいです。
僕はゲーム歴だけはやたら長かったので、スマブラはかなり強かったです。
1対2で対戦することもありました。
あいつはゲームがうまい。という評判は前からあったようでした。
それが確認できたのが、学校祭で企画されたゲーム大会です。
格闘ゲームの勝ち抜きトーナメント戦で、ソフトはプレイステーションの「鉄拳3」。
このゲームも僕はやり込んでいたので、かなり自信がありました。
周りにはギャラリーが15人くらいいて緊張していたので、3回戦目で負けました。
その時にギャラリーがどよめきます。
え、まゆまさが負けた!?マジかよ!?〇〇(相手の名前)スゲーな!まゆまさに勝てたのかよ!
それを聞いて、僕は周りに「ゲームが上手いと認められている」と思ったのです。
それは自分の存在意義になりました。
どんな些細な事でも、他人から認められている、という事実は、大きな自信になります。
T君も、みんなに「プリン師匠」と呼ばれ、みんなに「スマブラが強い」と認められた事実が、自分が存在する理由、自信に繋がり、登校するようになったのだと僕は思います。
「ぼくの先生はテレビゲーム」というこのブログも、テレビゲームを通してたくさんの事を学んだ経験から名付けています。
ゲームは今、全世界の人々と繋がれる、とても大きなコミュニケーションツールとなっています。
自分が住んでいた町の、一つの学校で起きたこのような出来事が、ネットを通じて全世界で起こっています。それは本当に素晴らしい事です。
「スマブラ」というゲームが、ひとりの不登校児を救ったこのニュースは、もっと広まって多くの人に知ってもらいたいです。
コメント